乃村寧音(のむらねおん)のブログ

「ねね」じゃなくて「ねおん」です。ハンドルネームはチアーヌです。小説を書いています。ねこがいます。ツイッターはこちら→https://twitter.com/tiarnu

死紺亭柳竹氏よりCDが届きました 

死紺亭くんはポエトリー界隈では「兄さん」と呼ばれていることが多い気がするのですが

わたしには弟なんですよね

大学時代に参加していた同人誌「摩天楼」で先輩後輩の仲でした

とても濃い時間を過ごした仲間のひとりです 

で、これはかなり昔の話でして

 

ポエトリーリーディング スポークンワード界隈で

有名人になっていたとは知らず

わたしが次に死紺亭くん(以前は、本名で呼んでいたのですが……)を見たのは

いつだったかな、2004、5、6年あたりの(確か)東京ポエケット(会場は江戸東京博物館)でのステージだと思うんですけど

すごい迫力でとても驚いた記憶があります

わたしからすると「あれはぁぁぁ〇〇くんではないかぁぁぁぁ」というわけで確かその日は話をする機会もなく帰宅した記憶があるのですが

どこでわかったんだっけ? 記憶があいまい

2000年代、わたしも詩をよく書いていて(すべてチアーヌ名義。今も書くけれど、本当にたまに、になってしまった)現代詩フォーラム等の投稿サイトに出していました

詩は今でも好きですが

でも、詳しいわけではないです(不勉強なほうです)

詩が好きで、たまに書く、というだけの人ですが

気持だけは わたしもいちおう詩人かな? だって詩を書きたいときがあるんだもん

と思います

 

その後、高田馬場にあったベンズカフェというカフェがありまして

そこで詩のスラムというのがありまして

どういうものか簡単に説明しますと、要するに詩人が詩を朗読する、という会ですが

死紺亭くんもそこによく出ていて

わたしはその頃なかなか外出もままならないような状況だったのですが

それでも数回、行きました

自分が読むことはほぼ無かったのですが(聴き専でした)

詩を聴くということで生まれる なんともいえない感覚や感情

それは大抵、言葉になるまえのものなのですが

今思い返しても、数回でも行けて良かった 

大事なひとときでした

白山に「映画館」っていう喫茶店があるのですが

そこでも詩を聴いたかな 自分もたまには読みました

 

なんだか前置きが長くなってしまいましたが

CDが届きました 死紺亭柳竹「DEAD STOCK LIVE」

トラックは2つあり

ひとつは2004年 ベンズカフェでのライブ

もうひとつは2003年 SSWS(新宿スポークンワーズスラム)での優勝直後の 千葉 西船橋でのステージ「過渡期は続くよ千葉までも」

です

画像載せますね これはパッケージを開ける前

見にくくてごめんなさい

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死紺亭氏の、特徴あるポップな字体が可愛い表紙になっています

 

オッケーーーーー

から始まる 迫力あるステージは

お腹からのしっかりした発声で

非常に聞き取りやすく

舞台に上がるべく訓練されたもので

読まれるのは

時事ネタをふんだんに織り込んだテキスト

言葉の持つ重み……

お笑いの要素がありつつも

すごくすごく切実なものを孕んでおり

緊張感が半端ありません……

 

ビンラディンダ~~~~

無意味に韻を踏んだら無意味だった

トラウマ暴走機関車トーマス

 

ってわたしがいきなり書いたらわけがわかんないと思うのですけど

緻密なんです

とても

ひとつひとつのフレーズが

 

彼は……

覚悟がなければできない表現

をする

表現者です(断言)

 

振り返ると

自分はそうなのか?

そうできているか?

反省しつつ 思います

 

途中の語りも良かったです

死ぬ話

 

人は死ぬね

いつか死ぬ

ここにいるみんなも死ぬんだけどね

古い都もみんな流される

 

そんな話

 

ね。

 

生きてるうちしかできないこと

いーーーーっぱい

しましょー

 

CDレビューにあまりなっていないですが

このへんで

 

全然関係ないですが

これはうちの猫です!

 

今日無事に布団カバーを買ってきましたよ

これでなんとか冬が越せそうです

緑色の毛布は猫の布団です

 

 

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 ではではおやすみなさい